もうすぐ2歳のおかゆちゃんが、とにかくお風呂に入らないし、あがらない!!
今まで素直にお風呂に入っていてくれたおかゆちゃん。お風呂もわりと好きだったのに、ある日を境にお風呂に入らなくなってしまいました。しかも、一旦入ると元のお風呂好きが祟って上がらなくなるという二重苦・・・。今まではすんなり終わっていたお風呂も、平日のワンオペ時には2時間近くかかるように。
親にとってもものすごく苦痛な時間となってしまったお風呂をなんとかしたいと思い、様々な対策を講じてみることに。ようやくそれなりに効果があるかも・・・と思える方法がいくつかわかってきたので、ご紹介します。
本当にお風呂イヤイヤが辛すぎたので是非共感していただきたく、実際にどんなイヤイヤがあるのかもまとめてみました。涙
突然始まった「お風呂イヤイヤ」
我が家の長女おかゆちゃんはわりとお風呂が好きで、「お風呂行くよ〜」といえば入ってくれました。上がる時は若干渋るものの、何度か声かけをすればすんなり出てくれる大変ありがたい子でした。
しかし、ある日を境にとんでもないお風呂イヤイヤ地獄がはじまりました・・・。
平日は私がワンオペで0歳ともうすぐ2歳の2人を入れていて、休日は夫がおかゆちゃん担当。
ある日の平日、テレワーク している夫が突然「今日、会議が突然飛んだから今ならおかゆちゃんお風呂入れられるよ!」との天の一声。お言葉に甘えてお風呂に入れてもらうことに。
上がってくるのを待っていると、
「ぎゃああぁぁぁああぁぁぁっっ!!!!!!」
という声がリビングに近づいてきます。嫌な予感しかしないと思うと案の定、お互いスッポンポンのままギャン泣きのおかゆちゃんが抱え上げられてリビングにやってきたのです。
話を聞くと、なかなか上がらないので力技で無理やりお風呂からあげるという最悪の行動をしてくれたようで、そのあと結局私が引き取りもう一度湯船にいれ、15分ほど説得。その日はなんとか納得してくれたようで、お風呂から出てくれました。
仕事の合間に育児を申し出てくれたのはありがたいけど、会話が苦手な夫はたまーに力技でなんとかしようとします。イヤイヤ期に1番悪いのでほんっとーーーうにやめてほしい!
この出来事をきっかけに、翌日からのワンオペ風呂が地獄に・・・・。(いまだにこの事件がきっかけじゃないかと夫を恨んでます笑)
実際の闘いの様子
では、実際にワンオペのお風呂でどのような闘いが繰り広げられているのでしょうか。
我が家は保育園から帰ってきたらそのままお風呂に入れているのですが、玄関から闘いは始まります。丸腰で闘いに挑むとどれほど悲惨なのか、リアルをお届けします。
玄関で靴を脱いでもらうのに30分
闘いはまずここから。玄関に入るや否や、とにかくなんでもいいから遊び道具にします。
ベビーカーのバックルで遊んだり、保育園リュックの紐で遊んだり、「普段遊ばないでしょ」というものでとにかく遊ぶ理由を探します。
1度理由を見つけるともう終わり、どんな声かけをしても無視、冗談っぽく捕まえにいくと最高にニコニコしながら逃げて行きます。かわいいですが、毎日毎日5分以上続くと「コイツゥ・・・・・」という気持ちになります。しかし、怒ったら終わりなので諦めて荷物や洗濯の片付けなどを済ませてしまいます。
こうして10分くらい時間を使っても、まだ同じ遊びをずっと続けています。もはや怒られたいんじゃないかと思うくらい根気強く遊びます。とにかく何回も声をかけたり、お風呂に行っちゃうぞ〜!と先に行くふりをしたりしながら、なんとか靴を脱いで家に上がってもらいます。
ちなみに、この間0歳おもちくんはバウンサーにのっけられてちょこんと待っています。笑
靴を脱いでからお風呂に入るまで30分
やっと靴を脱いで家に上がってくれてもまだまだ終わりではありません。ここから服を脱いでもらうのも一苦労。
今の時期はコートのチャックがよい遊び道具になるようで、チャックを上下させて何十回。コートをいろんな脱ぎ方をしてみては何十回。終わることを知りません。
それでも根気強く脱ぐよう促したり、お風呂に入ったらどれだけ楽しいかを語りながら最初の難関、コートを脱いでもらうことに成功。洋服も脱いでもらうように、2度と歌えない脱いでもらうためのオリジナルソングを歌ってみたり、一緒に脱いでもらうために自分自身も何度も服を脱ぎ着したりして、ようやくお風呂へGO。
この時点で帰宅から1時間・・・。
おもちくんは変わらずバウンサーでちょこんとしていたり、お風呂に入る気配を感じたら瞬時に洗面所に移動されたりしています。
お風呂へGOしてくれればこちらのもの!本来はお風呂好きのおかゆちゃん、体を洗うのも、お風呂に入るのも楽々クリア♪
お風呂から上がってもらうのに20分
お風呂に入りながら何度も「お風呂上がったら体拭かないとね〜」「今日は○○のタオルで体拭こうね〜」「リビングに行ったらご飯だから、お風呂上がったらパジャマきちゃおうね〜」と、お風呂をあがることを様々な言葉で予感させる努力。
しかしそんな努力も全く意味なく、お風呂からあげようとするととんでもない力で抵抗し睨んできます。様子を見ながら少しでも持ち上げようとするもんなら、全身をしならせてすり抜けようとします。
力づくであげようとすると後々が大変なので、お互い裸で話し合い。子供だけでなく親も風邪ひいちゃう・・・と思いながら付き合います。
最後は自分は洗面所に出て半分ドアを閉めながら「ママいっちゃうよ〜ご飯食べに行っちゃお〜」と何度か言って、ようやく焦りながら「でる!」となりました・・・。
服を着てもらうのに15分
あがってくれても油断できません。次は裸で風呂場から出ないストライキを起こされます。
風邪をひいて欲しくないので、せめてタオルだけでも羽織って欲しいのですが、このモードの時の彼女は布を纏うことを一切許してくれません。
大好きなパジャマを見せたり、自分が着替えるふりをしたりしてなんとか風呂場から出てもらいタオルで拭かせていただきます。(もはやへりくだりまくり)。お風呂から上がってもらうよりはすんなり服を着てくれたのですが、それでも15分以上はかかります。
こんな感じで2時間近くお風呂にかかるのが苦痛で、「またあれを繰り返すのか・・・」と思い、毎日保育園にお迎えに行くのが超苦痛に・・・。
【失敗】とりあえず試してNGだったこと
手軽に試せるよくあるアドバイスを試してみたのですが、尽く失敗でした。主に試したことは3つあるのですが、失敗したことに加えて、親の精神的にもイライラするのであんまりオススメしません笑
根気強い声かけ
全くと言っていいくらい意味がありませんでした。
教育本で1番見かけるので、語りかけは無駄なものではなく、いつか理解してくれるための前準備なのかもしれません。もしかしたら子供との接し方としては、正しいことの1つなのかもしれないですが・・・無視・ニヤニヤ・真逆のことをするの三拍子で、親の精神が確実にすり減って行きます。
自我が出てきているので、親に言われたことをやりたくないのもあるのか、母の声は正しく娘に届くことはほぼありませんでした。
お風呂の先に楽しみを見せる・先に出す
お風呂に好きなおもちゃを用意するといいというのをよく見かけるのですが、お風呂でおもちゃを見てくれるまで存在に気づいてくれません。なので、1回お風呂からおもちゃを持ってきて見せたら「今ここで渡せーーーー!!!」と大騒ぎ。結果、お風呂場のおもちゃなのに玄関で遊び始めるという最悪の結果に。
予想できた結果ではありますが、もしかしたらお風呂のおもちゃと気付いてすんなり風呂場に行ってくれると思ったんです・・・。
この作戦、なんとかおもちゃはお風呂の住人ということを理解して入ってもらう時にはなんとか活躍しますが、上がる時にはこの設定が足かせに。こんなに気に入ってるなら先に出したらついてくるかと思ったら、「これはお風呂のおもちゃだーーー!!」と言わんばかりに、自分と一緒に風呂に戻せと叫ぶ叫ぶ。
おもちゃを先に出したり見せたりしても何もいいことはありませんでした。
大人が先に脱いで待つ
大人の真似をしたがるので、歌ったり楽しそうにしながら先に脱いでみたのですが、完全シカトでした。
大人が寒くて虚しいだけなので、絶対にやめたほうがいいです。
まずは子供の分析を!
世の中の親はどうしてるのかと色々参考にしてみると、みなさん手当たり次第にものを試すのではなく「子供を分析した上で用意してから挑んでいる」ことに気づきました。簡単だから試せそうという惰性や、今まではこれでなんとかなってたからなんとかなる!という根性論で挑んで、勝手に疲れてた自分を反省・・・。
子供の分析・解決に向けてのポイント
色々と調べ、自分がとりあえずやってみようと思い意識したポイントはこちらの4つ。
- 子供が好きなこと分析し、うまくお風呂に取り入れる
- お風呂に入る→あがるまでのリズムを作ることを重視(飽きるまではなるべく同じことを繰り返す)
- 入るまでに遊ぶ隙を与えない
- すんなりことが進むまで、ある程度の長期スパンになることは覚悟する(なんにせよ時間がかかることを覚悟!)
ということで、我が家でもおかゆちゃんと自分の行動を見返して色々と準備してみることに。
我が子をこのように分析!
分析だなんて大袈裟に言いますが、あらためて好きな遊びを考えてお風呂に取り入れられそうなことをピックアップ。好奇心旺盛な時期ですが、特に好きで活かせそうなこの3つをピックアップ。
- 弟の影響もあってお世話好き
- 動物大好き
- ご飯大好き食いしん坊
この辺りを活かすことができる遊びやおもちゃを取り入れることに。
【成功?】今のところ役に立っていること
そして考え抜いて色々とグッズを投入&いろんな手段を試したしたところ、(70%くらいの確率で...)2人同時に入れても40分程度、おかゆちゃんだけなら30分程度でお風呂が終わるように・・・!
ここにたどり着くまで2週間ほどかかりました・・・極寒の冬になる前に兆しが見えてきてよかった・・・
我が家で試して、今のところ効果がありなんとなーく成功?に導いてくれてるルーティンを具体的にご紹介します。
①帰ったらとにかく洗面所へ行かせる努力
今まで帰ってきたら全然家に上がってこないので、諦めてその間に片付けや洗濯準備などを済ましていました。10分くらいフリーにする時間を与えていたのもよくないと思ったので、全てはあとでいつかやればいい精神で、帰ってきたらおかゆちゃんに全集中することに。
家に入ったら、おもちくんの安全だけ確保し終わったらとにかくおかゆちゃんの相手。
実はこのステップがいまだにあまりうまく行ってないのですが、「玄関から帰ったら洗面所に行くんだ」という流れをつくるべく、根気強く長期戦で声かけをして行きます・・・。
②「目がついた」カップのおもちゃ導入!お風呂の住人に
そしてお風呂に導入したおもちゃがこちら!
カップ型でありながら、可愛らしい目がついているのでお世話好きのおかゆちゃんの欲を刺激。さらに水が流れるおもちゃなので変にたまったりせず清潔を保てるので、おもちゃにカビを生えさせたくない私の心配までカバー!しかも吸盤でくっついてくれるので、おもちゃラックなどを用意する必要もなし!
このカップをお風呂に済んでいる設定にし、「お風呂の住人のカップさん」として大活躍してもらっています。
どうやら目があるカップはお風呂の住人として紐付けやすかったらしく、玄関から上がらない時もこのおもちゃなら、玄関でチラ見せして先に渡してもその場で遊ばずに渋々洗面所まであがってくれます。
「カップさんを綺麗にして、おうちに返してあげようよ!」というと、これまた渋々洋服も脱いでくれます。
さらに、彼女の中できちんとお風呂の住人になってくれているので、最後も「バイバーイ」と言ってすんなり別れてくれるように・・・!
もちろん水が流れる仕掛けも楽しいようでお風呂で楽しく遊んでくれています♪
今まで入ってもらうのに1時間近くかかっていたのが15分程度で終わるように・・・!カップさん、神・・・!
③洗面所に「大好きな動物」を待たせる
「大好きなカップさんをおうちに返してあげようね」の一言で、壁にくっつけてすんなり上がってくれることもありますが、別れが惜しくて全然上がってきてくれないことも。そんな時はお風呂場にスタンバイしているこちら!
動物好きのおかゆちゃんですが、その中でも(なぜか)サイがお気に入りなので、サイを洗面所にスタンバイ。
「おかゆちゃん!サイさんが洗面所で待っているから拭いてあげようよ!」というと、急いでお風呂から上がってきてサイに会いにきてくれます。タオルをかけてあげると、一生懸命サイを拭いてくれるのでその間に別のタオルでおかゆちゃんを拭いてあげます。
おかゆちゃんを拭く時は、とにかくサイに興味のないふりを。少しでもサイをみてると判定されると、盗られると思ってしまい逃げ回ってしまいます・・・。
④全てが終わったごほうびおやつに、罪悪感のないアレ!
そして案の定、大好きなサイさんとも別れが惜しくパジャマをきてくれません。
そんな時は「全部終わったらスペシャルおやつだよ〜」と何度か声かけをすると、サイとバイバイをしてくれます。
ご飯前のお風呂上がりに、できる限り罪悪感のないおやつをご褒美にしたいと思い、辿り着いたのはこちら!
ラムネなのでお腹にもそこまでたまりづらく、歯にもいい!罪悪感なくご褒美おやつとして渡すことができます。このご褒美おやつを食べたいが故に、着替えもやる気が出るようです。
但し、袋ごと見られてしまうと「全部くれー!」となってしまうので、出どころ不明の状態で渡せるように準備しています。100均の薬ケースに予め小分けにしておき、見ていない時にサッと取り出して渡しています。
まとめ
以上の4つのステップを試し始めて1週間、とりあえず今のところは効果を発揮してくれています。
ですが、まだまだつまづくところも多く相変わらず時間もかかるし、毎日効果がなくなってしまうかもしれない・・・という恐怖と戦っているので、未だにお風呂の時間はあんまり好きではありません。涙
早くルーティンとして定着してくれたらいいなあーーーーと、毎日切に願っております。
お子さんの好きなものによって効果の有無は変わってくると思いますが、少なくとも今の我が家はこの方法に支えられているので、ぜひ参考にしてみてください!