お米を常温で保存している皆さん!今すぐお米を冷蔵庫保存に切り替えましょう!
家に虫が発生することが1番怖い筆者。昨年の夏くらいまで、お米は常温&強力密閉!と謳っていた米びつで保存をしていました。しかし!何かのきっかけで「お米の常温保存は虫の発生原因になる!」という情報を聞きつけ、恐ろしくなり保存方法を速攻で切り替えることに。
そこで私が提案したいのは、「冷蔵庫(野菜室) × ジップロック(Ziploc)」の保存方法です。冷蔵庫に保存する場合は、保存容器は密閉できればペットボトルやタッパー、それこそ米びつのままいれる等でもOKですが、色々検証した結果ジップロックが1番収納の面でもすぐれていました。
この記事はこんな方におすすめ!
- お米にも家にも絶対虫を発生させたくない!
- 米びつがキッチンの棚を占領していて入れたいものが入れられない
- お米をできるだけおいしい状態で保ちたい!
特に夏場はお米にカビや虫が発生しやすい時期です。そのような時期に入る前に、是非お米を冷蔵庫に移管してあなたの大切なお家やキッチンを守ってください!
常温保存の危険性
生米の固さと、なんとなく昔は常備食のようなイメージがあることから保存食と思われやすいお米ですが、実は立派な生鮮食品です。お肉やお魚と同様に、日が経つにつれて劣化していきます。それが常温保存であれば劣化が早いのは一目瞭然。
筆者自身も実家でもお米を米びつに入れてキッチンのシンク下に常温保存をしていたため、それが正しい方法だと何十年間も思い続けていました。幸い何のトラブルもありませんでしたが、運が悪いとこんな危険が待っています・・・。
恐怖!虫が発生!
想像しただけで泣きたくなりますが、常温保存のお米には虫が発生してしまう可能性が極めて高いです。代表格のコクゾウムシをはじめとして、様々な種類の虫たちがお米を狙っています。
虫が発生してしまってもきちんと処理すればそのお米も食べることができますが、人によっては生理的に受け付けなくなってしまい、食べれたはずのお米も無駄にしてしまうかもしれません。
カビも常温保存の大敵
お米は生鮮食品で、いわば「常に呼吸をしている」状態です。そのため、正しくない保存方法をとっていると、湿気を吸い込んでカビが発生してしまう・・・といった事態も発生してしまいます。
さらにカビの恐ろしいところはその伝搬性。目には見えないカビが多数存在しており、一部にしかカビが生えていなかったとしても、一緒に保存していたお米は食べるのを控えたほうがいいと言う話も。
人体に危険を及ぼす可能性があるためもちろん食べれなくなってしまうという点でも、リスクが大きいと言えます。
お米は臭いも吸着!
そして何とお米は、臭いを吸着しやすいと言う性質があるのです!お米自体には無数の小さな穴が空いており、そこから匂いが付着してしまうことがあるそうです。
キッチンは油や洗剤のストックなどがあったりする可能性があり、それらの臭いがついてしまったお米はとても食べる気になれません・・・。
冷蔵庫(野菜室) × 密閉容器での保存が最強!
以上の理由を踏まえて、お米は冷蔵庫(野菜室) × 密閉容器での保存マストであることをお伝えしたいです!この保存に切り替えることで、虫やカビの発生可能性を最小限に抑えることができます。
なぜ野菜室保存?
お米は気温が20℃を超えると虫が発生しやすくなると言われているので、それを避けるためにはまず冷蔵庫保存が必須です。その中でもなぜ野菜室をお勧めするのかと言うと、ずばり「冷蔵室よりも若干温度が高く設定されている」から。冷蔵室は大体温度2〜5℃くらいに設定されていることが多いのですが、野菜室は温度3〜8℃に設定されていることが多いそうです。
そしてお米の保存に向いている温度は「気温10℃〜15℃」となっているため、できるだけその環境に近しいとされる野菜室での保存が推奨されています。
近年冷蔵庫はどんどん高性能になっていっています。野菜室は、野菜の鮮度を保つために湿度も調整されているような冷蔵庫もあったりするので、その場合はさらにお米に最適な環境に!各メーカーの説明書を読んで、お米に1番最適な場所を選びましょう。お米を冷蔵庫保存に切り替えましょう!
なぜ密閉容器での保存?
密閉できる容器であれば、強くお勧めしているジップロックに限らず、蓋付きタッパーやペットボトルでも問題ありません。またスペースが許されるのであれば、米びつごと入れても大丈夫です。密閉容器での保存をお勧めする理由は2点あります。
❶ 外部の臭いをシャットアウト!
お米は臭いを吸着しやすい性質を持っているため、たとえ冷蔵庫での保存だったとしても周りの食品の臭いや、冷蔵庫独特の匂いを吸い上げてしまう可能性があります。周りからの臭いを遮断するためにも、是非密閉容器を使用してください。
❷ お米の乾燥を防げる!
お米は空気に触れることで乾燥してしまい、酸化が進んでしまいます。この進行を防ぐために、空気に触れる面積を少なくすることができる密閉容器がお勧めです。
乾燥・酸化が進んでしてしまったお米は表面がひび割れてしまい、炊いた時にべちゃっとなりやすく美味しく味わえないそうです。
また、保存容器を清潔に保ったり、新しいお米と古いお米を混ぜたりしないことも、美味しくお米を食べるコツです!
その中でもジップロック保存がおすすめ
そして私が圧倒的にお勧めするのは「冷蔵庫(野菜室) × ジップロック」での保存です。なぜなら1番冷蔵庫に保存する上で収納がしやすいから!この保存方法にしてから半年くらい経ちますが、実際に感じているメリットデメリットをご紹介します。
メリット
調理する時が楽!
私が1番お伝えしたいのはこの点に尽きます。ジップロックに保存する際は、事前にお米を1回に炊く量に計量して小分けしておきます。もちろんこの作業も手間ではあるものの、実際に調理するときは計量作業をせず、ジップロックのお米をそのまま炊飯器や鍋に入れればいいだけなのでとっても楽ちん!
「濡れた手で他の米を触らないようにしなくちゃ・・・」など、細かいことを気にしなくていいので調理時間の時短に繋がります。
小分けなので収納しやすい
ペットボトルや米びつは、容器自体が大きかったり、変形させたりすることができないため、ある程度大きな収納スペースを取っておかないと入りません。
しかし、ジップロック保存であれば小分けなので空いた隙間に入れることができたり、袋保存なのでスペースに合わせて変形させることも可能!「冷蔵庫保存はスペース取るから無理」だと思っている方にも是非試してみて欲しい保存方法です。
お米の移し替えが楽
ジップロックは袋なので、入れ口を大きく開いておくことができるので、お米を楽々移し替えることができます。特にペットボトルだと入れ口が狭いので、別途おこめをいれるための器具を購入したりする必要があります。
米びつやタッパーも箱型で移し替えは楽ですが、プラスチック素材のものは箱の中で跳ねてお米が外に飛び出ていったりしてしまいます。その点でもジップロックが1番移し替えやすいと私は思います
デメリット
移し替え時の計量が面倒くさい
ジップロックに移し替えての保存は、小分けにするため計量をしてから移し替える必要があります。この作業も結構時間がかかるため、忙しい時期やなかなか手が空かない時期に新しいお米が届いたりしてしまうと、後回しにしてしまうこともあります。
それでも、虫が発生してしまう恐怖と、購入した後に計量しておけば今後計量しなくていい!という楽さを考えると、移し替え時の計量はそこまで面倒ではありません。
野菜室に空きがない時は大変
いくら小分けにして隙間に入れられるといっても、お米はそれなりの量。ジップロックに分けられたお米も結構スペースをとります。お米を購入する際は、できるだけ冷蔵庫が空いている時を狙ったり、野菜をまとめ買いした直後は避けるなどちょっとした購入タイミングの調整も必要です。
冷蔵庫(野菜室) × ジップロックの保存手順
冷蔵庫(野菜室) × ジップロック保存をしようと思う方に向けて、実際に私が使用しているサイズや保存の様子をご紹介します。私がお米を小分けにしている時の基本情報はこちらになります。
- 1回に買うお米の量は「5kg」
- ジップロック1袋につき、「3合」いれる
- ちなみにお米は無洗米。そのため炊飯時はそのままお鍋にお米&お水を入れればOK!
ジップロックを用意
使用しているジップロックは、ジッパータイプのMサイズ。1箱12枚入りです。
こちらのジップロックににお米を3合いれるとこんな感じ。ちょうどいいサイズ感で、平べったく保てるくらいの量です。
ネットでご購入する方は、こちらから同じサイズを購入することができます。
お米を詰めていく
実際に詰めているお米はこちらの無洗米。
ふるさと納税でGETした無洗米の5kgを、3合ずつジップロックに詰めていきます。ふるさと納税で注文している無洗米はこちらの記事でご紹介しています!
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3合ずつ詰めると、全部で10袋ジップロックに詰めることができます。少しだけ余りが出るので、そちらは別途袋に入れて離乳食などに活用します。
余りは1合弱くらい。自分でもどのくらいの量が余ったか把握しておきたい方は、計量カップをノーマルタイプのジップロックの中に入れて計量するのがお勧め。お米が飛び散るのを防げます。
野菜室にお米をIN!
全て詰め終わったらお米を野菜室に入れていきます。私はこんな感じで野菜室の1コーナーをお米専用にしています。
冷蔵庫は三菱の450Lサイズ。野菜は1週間で使い切るように徹底しているので、今のところ野菜室の一角をお米コーナーにしていても余り支障はありません。
そお米の消費が遅いご家庭は、マスキングテープに保存を開始した日を記載してジップロックに貼り付けると、お米の賞味期限の目安を把握しておくことができます。
まとめ
お米は密閉容器で野菜室!今回の記事で覚えていただきたいことはこれだけです。
お気に入りのキッチン、せっかく建てたマイホーム、ステイホームで長時間滞在するリビング・・・自分が快適に住むためにも、お米に虫を発生させるわけにはいきません。
常温保存をしていて、なかなか冷蔵保存に切り替えられない方もぜひ挑戦してみてください!