今年の夏は子供の熱風邪に悩まされましたが、往診アプリ「キッズドクター」に救われました!
こちらの記事でもご紹介したように、おかゆちゃんが保育園にいき始めた今年は夏の感染症にかなり悩まされました。加えてコロナ第7波も重なり、熱が出ているとかかりつけ医含めて小児科が全く受診できない状況に・・・。
いつもは2-3日で元気になっていたおかゆちゃんも、初めて1週間近く熱を出した時にお医者さんに全く診てもらえないのがかなり不安だったので、すがるような思いで利用したのが往診アプリ「キッズドクター」!
ここ最近普及してきたサービスだったので、利用前は様々な疑問がありました。アプリをお医者さんで呼ぶってどうなんだろう?保険適用って聞くけど、本当に適用されるの?などなど、色々悩んでいたことがもったいないくらい、子育て中の方は”もしもの時”のためにダウンロードしておくべきアプリだと思いました!
キッズドクターとは
コロナをきっかけにスタンダードになりつつある、アプリ上で診察を依頼するサービスアプリケーションです。
キッズドクターは、夜間や休日の急な子供の発熱などの症状に対応。自宅往診だけではなく、オンライン診察やチャット相談などにも対応しており、その時の状況によって最善の方法で依頼できるのも魅力の1つです。
往診できるエリアはまだまだ限られていますが、オンライン&チャットは全国に普及しているようです。
とはいえ、まだまだ過渡期のサービスなので実際に使用してみるまでは「本当に大丈夫・・・・?」と不安でしたが、実際に使用してみるととっても頼もしく、依頼も簡単な使いやすいサービスでした!
往診の依頼方法
①まずは「夜間休日往診」をタップ
②「往診予約はこちらから」をタップする
③「新しく子供の設定を追加」をタップ
④診察を希望するお子さんの情報を入力していきます
⑤続いて、往診依頼のための問診を入力していき、「次の項目へ」をタップ
⑥住所などの個人情報を入力して、「次の項目へ」をタップ
⑦依頼前の確認項目をよく読んで、チェックをつけてから「入力内容の確認へ」をタップ
⑧最後に入力した内容でOKか確認し、「この内容で依頼する」をタップすれば依頼完了!
キッズドクター 実際の使用の流れ
実際に使用した際の流れをお伝えします。
私が依頼した頃は、コロナ第7波の真っ只中だったので医療機関の受診はもちろん、アプリでの往診依頼もかなり厳しい状況にありました。
16:30頃
かかりつけ医でも全く診てもらえない状況が続き、アプリでもなかなか往診依頼ができずにやきもき。しかしある日たまたまこの時間にアプリを開くと、「往診依頼受付中」の文字がでていました。早速急いで往診以来をすることに!
コロナ等の感染症で医療が逼迫している時は、往診依頼受付が始まるとあっという間に受付停止になってしまったり、依頼受付自体を停止している場合があります。そんな時は根気強く、アプリをこまめにチェックしましょう!
17:00頃
しばらくすると、0120から始まる番号から着信が。いつもなら出ないのですが、もしや?と思いでてみるとキッズドクターからでした。オペレーターさんから、さらに詳細を聞いておきたいとのことで口頭で問診を追加で受けます。
オペレーターさんも医療経験がある方なのか、質問内容や心配する気持ちに寄り添ってくれるような雰囲気で、とても安心して病状を伝えることができました。
かなり細かく状況を聞いていただき、約10分くらいのやりとりがありました。
しかし!ここで驚きの事実が発覚!
この時点ではあくまで「往診依頼」をしたのみで、ここで伝えた症状や医師の空き具合などなど、色々なことを加味して往診できるか否かをキッズドクター側で判断するとのこと・・・。しかも、往診できるかどうかの連絡は19時以降とのこと!
確実に往診に来てもらえるかどうかわからない状況が、あと2時間も続くなんて・・・。
19:20頃
一度19時過ぎに着信がきていたのですが、まさかの取り逃し・・・!(ずっと携帯握りしめてたのに、ちょっと油断した隙に・・・。)
この電話に出れなかったから、往診受ける資格失いましたとかだったらどうしよう・・・!
と、かなり不安になりながらかかってきた番号にかけなおしたところ、「折り返しの方は〜・・・」という自動音声の案内があり、指示に従うと無事オペレーターにつながりました。(よかった〜〜!)
そして無事「往診可能」とのお言葉をいただきました!この時のオペレーターさんは看護師さんで、再度簡単に事前の問診の内容を確認した後、以下のような注意点を案内してもらいました。
- 混み合っているので、質問や経過は事前に紙にまとめておいてもらえると医師側が助かる
- あくまで病気の可能性を診れるのみで、小児流行病の検査はできない(PCR検査はできる)
- 処方できる薬に限りがある。よく使う薬や形状があれば、できるだけ事前に希望を伝えておくとよい
- これ以降のキャンセルはNG
最後に往診の時間帯を伝えてもらい、お医者さんの到着を待つのみとなりました。
この時案内された往診時間の目安は21:10〜22:10の間でした。
21:00頃
ありがたいことに、提示された枠の1番最初の時間21時頃に往診にきてもらえました!
まずはドライバーの方から着信があり、家まで誘導したのちお医者さんがすぐに降りてきてくれました。ドライバーさんは常に車で待機してくれているので、駐車場などの心配をしなくても大丈夫です。
来ていただいたのは男性医師。オペレーターさんからも、散々「混み合ってる、バタバタしてる」とお伺いしていたので、もしかしたらさっと診て薬だけもらっておわりかも・・・と思っていたのですが、とても爽やかで、子供にも優しくて質問しやすい雰囲気でした。
子供の状態を診てもらって、お医者さんからは以下のような助言をいただきました。
- みたところ、表情も元気で、肌の状態からも水分が取れてそうなので大丈夫。
表情が大事なので、今後も病気の時は子供の表情が元気か確認してあげてほしい - 解熱剤で熱が下がるなら、高熱が続いても大丈夫。うまく使ってあげるとよい
- 熱の時は食事を取らせることよりも、とにかく水分を取らせて!
確実な病状判断ができない分、熱に対する一般的な対応を改めて教えてもらう形となりましたが、お医者さんに診てもらえたことと、アドバイスが直接もらえたということがかなり安心材料に。
当時まだおもちくんを妊娠中だったのですが、それにもすぐ気付いてくれて「2人目ですか?大変でしたね、大丈夫ですよ」と超優しい言葉をかけていただきました。。。涙 お医者さんもお忙しいだろうに本当に泣きそうになりました・・・!
のどが赤いとのことだったので喉のお薬と、解熱剤をもらって診察終了。初めての長引く熱だったのに、長いことお医者さんに診てもらうことができなかったことが辛かったのですが、キッズドクターのおかげでようやく診察にたどり着けたのが何よりでした。
最後に保険証と医療証を提示する必要があるのですが、焦っていたのでうっかり忘れてしまいました。しかし、そのフォロー体制もしっかりしていて、後ほどコールセンターから指定のメールアドレスに画像を送付するように指示がありました。
肝心のお会計は、もちろん子ども医療証の保険適用で支払いなしでした!
後ほど私はオンライン診療を受けましたが、特にものすごく高い診察料というわけでもなかったので、お金の面でもそこまで心配しなくて大丈夫そうです!
キッズドクターのメリット・デメリット
利用してよかった!という気持ちがもちろん強いのですが、自宅に訪問するお医者さんということでデメリットも少なからずあるように思いました。実際に利用してみて感じたメリット・デメリットはこちらです。
メリット
- やっぱり家で診察してもらえるのがいい!
子供の診察は病院に赴くのさえも一苦労。そんな時でも玄関先まで来てもらえるのはとってもありがたい!
あまり無理に外に連れ出したりせず、できるだけ長く休ませてあげたいという親の気持ちにもぴったりのサービスだと思いました。 - 病院迷子になってしまった時の強い味方
今回のコロナ第7波では、我が家は一家全員で病院迷子となってしまいました・・・。
大人はさておき子供が全く診察できないというのがかなり心苦しかったのですが、そんな中でもキッズドクターが受診を受け入れてくれたのは本当に感謝しかありません。 - チャットやオンライン診療も
診察するほどではないけど、心配だな・・・という時も、なんとキッズドクターでは看護師がチャットで回答してくれるサービスもあるんです!そしてオンライン診療では大人も受診することができるので、「子供の風邪をもらってしんどい・・・」という時も頼ることができます。
おかゆちゃんの体調が良くなってきた頃、見事に風邪をもらってしんどい時オンライン診療を利用しました。
薬は近くの薬局に取りにいかなければなりませんが、診察は待ち時間なく家で受けられるので助かりました。
2022年11月現在、往診(対面診察)も大人が利用できるようになっているようです!
子供と一緒に診察を受けることも可能なようなので、家族でダウンした時も利用できそうです。
デメリット
- 診察の範囲は限られる
訪問型ということと、かかりつけではないことから様々なことに制限がある診察にはなります。薬の種類や、調べられることなどに限界がでてきます。あくまでも症状の可能性を知るためだったり、お医者さんに診てもらいお薬だけでも手に入れておきたい!、家からどうしても出られないなど、緊急の手段として利用するのをお勧めします。 - 夜遅くでも、子供を玄関まで連れていく必要がある
基本的に診察は、自宅玄関になります。そのため、何時にお医者さんがきても子供を玄関に連れていく必要が出てきます。辛そうだったけどやっと寝てくれた・・・という時に玄関に連れていかなくてはいけない可能性もあります。
ダウンロードしておいて損なし!
先述の通り訪問型ドクターの特性上、どうしても出てきてしまうデメリットはありますが、やっぱりダウンロードしておいて損はないアプリだと思います。このご時世なかなか病院に受け入れてもらえなかったり、軽い風邪症状だと診てもらう先がない時にはとっても助かる、子育て世帯の強い味方になると思いました!
アプリでお医者さんを呼ぶって実際どうなの?と気になった方も、ぜひ緊急用にダウンロードしてみてはいかがでしょうか。