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気になるスピークユアマインドの効果は?メリットデメリットを正直レビュー!

2021年11月22日

おこめ

イングリッシュベルにあるメソッドに一つ、「スピークユアマインド・メソッド」が気になる!

筆者おこめは実はイングリッシュベルではDMEメソッドよりも、「スピークユアマインド・メソッド」の受講回数が1番多いです。
ある先生のレッスンを受けた際に、「あなたにはスピークユアマインドの方が合うと思う」と言ってくれたのをきっかけに、レッスンを切り替え。自分の思ったことを話す、自然な会話がモットーのメソッドということで、とにかく会話したい私にはぴったり!

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この記事はこんな方におすすめ

  • スピークユアマインド・クラスがどのようなレッスンなのか知りたい方
  • 他のメソッドとの違いがいまいち分からない方
  • 気になるけど、自分の思っていることを話すってハードル高そう・・・と躊躇っている方

アーミー系メソッドと呼ばれるが故、DMEメソッドやカランメソッドの無機質な「答えは1つ!」という感じがあまり楽しめてませんでした。それに対して、なんだかスピークユアマインド・メソッドが自分に合いそうな予感!
しかし、公式HPの説明を見ただけだといまいちレッスンの具体的な内容が見えづらいので、早速実際に受講してみました。

スピークユアマインド・メソッドとは?

メソッドの名称を直訳すると、【"Speak Your Mind" =思っていることを話す、感情や思想を伝える】。その名前の通り答えをリピートしたり決められた答えに導かれるわけではなく、自分の思ったことを正しく伝えるためのトレーニングです。
元々はカランメソッドの講師をしていた方が、オウム返し中心・先生が質問を2度読み上げるのは不自然など、カランメソッドの手法に異議を唱え、自ら独自のメソッドを考え出したのがこのスピークユアマインド・メソッド。

とにかく”自然な会話”に重点を置いたメソッドで、先生からの質問もランダムに行われるため、「事前にみっちり回答文を準備しておく」ということもできません。その場で質問の意味を捉え、自分でどのように回答していくのかを瞬時に考えなくてはなりません。

おこめ

このクラスにもテキストブックがあるのですが、カランやDMEのように回答例は記載されていません。
また、生徒側の教科書に記載されている質問例の約3倍が、先生側の教科書には記載されていたりと、”生徒に会話を予想させない”徹底ぶりがすごい!

もちろん、瞬時に答えられなくても大丈夫。うまく文章が組み立てられなくても、発言してみることで先生が正しい文法に導いてくれます。先生によっては、文法的にはOKだけどもっといい回答がある場合、そちらの回答も導いてくれることもあります。
事前に各パートで使用する単語の説明をしてくれるので、質問も割とすんなり理解することができます。質問の意図がわからなければもう1度言ってもらうことも、わからない単語について質問するのももちろんOK!

スピークユアマインド・メソッドでは教科書の購入は必要?

スピークユアマインドのテキストブックは一般の書店等では購入することができません。イングリッシュベルの有料会員になった方が、会員専用の注文フォームから購入することができます。1冊税込4,910円(2UNIT収載)なので、現在発行されている全8冊を購入すると39,280円とこれまたなかなかのお値段に・・・。

ですがご安心を!DMEメソッド同様、イングリッシュベルは購入をオススメしているもののテキストブックは必須ではありません。

おこめ

こちらのページの下の方にある、テキストブックの画像をクリックするとサンプルが見れます。サンプルを見て購入するか否かを判断するのもいいと思います。
私はスピークユアマインドクラスでもテキストブックは購入していません。授業内では全く使わないのと、各ユニットで使用するわからない単語は教科書で確認しておくのではなく、自ら質問することもトレーニングと考えているからです。

受講してみて思ったよりもわからない単語が多かったり、質問自体に抵抗のある方はテキストブックを買って予習したり、復習しておいた方がいいと思います。
スピークユアマインドもダイレクトメソッドの一つのため、スピード感のある授業で先生によっては質問しづらい圧を感じるためです。(スピード感重視のため仕方がないのですが、容赦ない先生も多々います・・・。)

【体験談】実際のレッスン内容

結局どんな形でレッスンは進められるの?自分で考えなくてはいけなかったり、スピード感のある授業って聞くと受講を悩んでしまう・・・という方のために、私が実際に受けたレッスン内容をお伝えします!

最初の授業はUNIT判定からスタート

スピークユアマインドクラスは、受講生によって開始するUNITが変わります。最初のレベルからのスタートを推奨するカランメソッドやDMEメソッドとは違い、それぞれのレベルに合わせた段階から始めるメソッドになります。
そのため、スピークユアマインドクラスの1番初めの授業ではUNIT判定が行われます。UNIT判定と言っても何か特別なテストがあるわけではありませんでした。私の場合はまずは無料体験で判定されたレベルに沿って先生がUNITを選択してくれ、授業を普通に行ってくれる中でこのUNITが適切かどうかを判断してくれました。

スピークユアマインドのクラスはUNIT1〜UNIT17まで分かれており、一通り授業が終わると、先生は地下鉄の地図のように見立てた「シムレベルマップ」を見せてくれながらレベルを提示してくれます。

スピークユアマインド シムマップ

筆者おこめは無料体験レッスンのレベルテストで「10段階中7.9(Pre-Advanced)」と判定されたため、UNIT10からスタートしてみることに。

参考記事
Blogタイトル:イングリッシュベル無料体験レッスンでわかったメリットデメリット
無料体験レッスンのレベルテストの詳細はこちら

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今回のレッスンで使用する単語の説明から

レッスンが始まると、まずは各レッスン内で使用すべき単語=ターゲットワードを先生が教えてくれます。説明のイメージは、英英辞典の説明を読んでいるような感じです。そのため、集中して聞いていないと知らない単語の意味がよく分からないまま実践練習に入ってしまうことになります。

おこめ

私は、単語説明の時は簡単にメモを取るようにしています。その後すんなりレッスンが受けれるようになることはもちろん、TOEFL対策として「メモをしながら正しく聞き取る」というトレーニングにもなると思っています。

しばらくレッスンを受けてみて、この単語を聞き取るパートでつまづいてしまう・・・という方はテキストブックの購入がおすすめ。イングリッシュベル の公式ページに載っているテキストブックUNIT3のサンプル画像のように、ターゲットワード、説明、例文が全て記載されています。

UNIT3のテキストブックサンプル画像

ターゲットワードを使用した質問に対して、同じワードを織り交ぜて答える!

説明が終わったらいよいよ、ターゲットワードを使用して会話形式の実践スタートです!
スピークユアマインド・メソッドでは、ターゲットワードを使いこなすためにありとあらゆる質問を先生がしてくれます。また、受講生の回答にターゲットワードが使用されていて、かつフルセンテンスでないとやり直しになります。

私の初回の授業では「arrange(調整する)」と「rearrange(再調整する)」をターゲットワードとしての会話レッスンでした。

  • Have you already arranged weekend's plan? (週末の計画はもう立てましたか?)
    →Yes, I've already arranged weekend's plan. (はい、もう週末の計画は立てました)
  • Have you rearranged something in the past? (何か過去に再調整しましたか?)
    →Yes, I've rearranged meeting schedules in the past. (はい、過去に会議の時間を再調整しました)

このようにターゲットワードを織り交ぜて先生がどんどん質問してくれることに対して、「ターゲットワード×フルセンテンス」で受講生も応じていく形になります。フルセンテンスで答えなくてはいけないということは、先生の質問文にもよく耳を傾けて聞いておかなくてはならないということです。

そして、もしターゲットワードが使えていなかったり、フルセンテンスで答えられないと、正しく答えられるように先生が導いてくれます。例えば私の場合はこのような指摘を受けました。

  • Who is in charge of arranging a holiday plan? (休みの日の計画を立てるのは誰の役割ですか?)
    →I do. (私です。) ※この時点でフルセンテンスで答えられていない
  • You are in charge of arranging a holiday plan? (あなたが休みの日の計画を立てるのですか?) ※正しい回答文を言うように導いてくれている
    →Yes, I am in charge of arranging a holiday plan. (私が休みの日の計画を立てています。)

慣れない単語や自分ではあまり組み立てられなかった長い文章を繰り返すのは、最初はなかなかうまくいかず思うようにいかないものですが、繰り返していくうちに自然と言えるようになっていくのが、スピークユアマインド・メソッドの醍醐味だと思います。

最後にUNITが適切か判定

一通りレッスンが終わると、今回選択されたUNITが受講生に適切かどうかを先生が判断した結果を教えてくれます。筆者の場合は無事、UNIT10のまま進めて大丈夫という判定をいただきました。
自分のレベルにあったUNITを受けることが大事なので、先生の判定に一喜一憂する必要は全くありません。無理に難しいUNITに挑戦して、ターゲットワードの意味が全然分からない・・・となってしまうとレッスンも全く楽しくなくなってしまい、オンライン英会話恐怖症になりかねないからです。

第三者のレベル判定は、日々の自分の英語学習の改善すべき点も見えてくるいい機会、と捉えてぜひチャレンジしてみてください!

スピークユアマインド・メソッドのメリット

より自然に近い形でメソッド学習ができる

カランメソッドやDMEメソッドのように、決められた文章・文法に向けて導かれるのとは違い、指定単語を使わなくてはいけないという制約はあるものの、「自分が言いたい文言・表現」で回答することができるのがスピークユアマインド・メソッドの大きな特徴と言えます。このメソッドでは、決められた回答に導かれるのではなく、会話する中での表現をより正しい方向に先生が導いてくれます。

質問もランダムに受けたり、時折メソッドによる質問から派生したテキストブックとは関係ない日常会話も発生したり、普段する会話と同様テンポよく進んでいくため、時折メソッド系のレッスンを忘れてしまうくらい会話に特化した手法のメソッドです。

”自分の話したい言葉”の正しい文法が分かる

1つ目のメリットでもお伝えした通り、「自分が言いたい文言・表現」で回答することになるのですが、日常会話のレッスンとは違い、文法的間違いは細かく指摘してくれます。be動詞が主語に合っているかいないか、冠詞が適切につけられているかなど、基本的なことも細かく指摘してくれます。
複雑な文章になっても文法的間違いは見逃さずに指摘してくれるので自分の表現がどんどんブラッシュアップされていきます。

DMEレッスン同様、前回レッスンの復習がありがたい

スピークユアマインド・メソッドでは「実践での復習」を重視しており、なんと平均4回は過去に行ったパートを復習することになっています。これを知らずに受けると、2回目以降のレッスンでは「前回も前々回もやったのに、なんでまたここから始まるの?引き継ぎされてないんじゃないの?」と思ってしまうのですが、何度も繰り返し行うのには理由があります。

1回目はうまく言えなかった表現も、繰り返すことによって自然と回答できるようになっていたり、2回目以降は自分が指摘された箇所を思い出して最初から正しい文章を話そうとすることができるようになっていたり、回を重ねるごとに自分の英作文の能力が上がっていることに気づけます。

スピークユアマインド・メソッドのデメリット

最初の単語説明が若干難しい

最初にこれから行われる会話文で使用される単語=ターゲットワードの意味や使い方・例文を先生が説明してくれるのですが、テキストブックの内容を割とサラッと読まれてしまいます。そのためしっかり聞いていないと、「あれ単語はなんだっけ・・・」「この単語どういう意味だっけ」と若干パニックに陥ってしまいます。

おこめ

一度レッスンを受けてみて、単語の意味や使い方を理解するのが大変・・・と思った方はテキストブックを購入しておいた方がベター。事前に使われる単語だけでも完璧にマスターしておいた方が、スピークユアマインド クラスをより楽しむことができます。

質問がたまに理解しづらい場合も・・・

会話形式に寄せた英語学習メソッドとは言え、メソッド系の学習のため質問文が「その単語を使うための質問文」だったり、受講生が”聞いて正しく文法を解釈する”ようにするために「文法を詰め込んだ文章」になっている場合が時々あります。私が今まででわかりづらかった質問文はこちらです。

  • Where do you see the instruction ’SHAKE' before you use?
    意味は”使う前に「振って」という指示はどこで見ますか?”だったのですが、文の構造がなかなか理解できず戸惑いました。
  • Are you good at replying?
    質問を聞いた瞬間、”返信するのが上手ですか??どういうこと??”となった文章です。私がまだ英語の質問文を日本語に置き換えて考える癖があることも原因だと浮き彫りになった質問です。
    要するに”メールの返信ちゃんとやってる?”みたいな質問であり、そこまで難しく考える必要がありませんでした。
  • How fit are you?
    こちらは未だに質問文として正しいのか腑に落ちてないのですが、雑に直訳すると”どうやって(洋服とか)合わせてる?”と言った感じです。回答は洋服のサイズを答えるといいよ、と言われ「Middle Size (=Mサイズ)」と答えましたが、おそらく日常会話ではそんなに出てこない表現だと思います。
  • Wasp=スズメバチ
    単純に単語力が足りなくて困惑する場合もあります。「Wasp」という単語が出てきて知らなかったので先生に質問したところ、「ハチの一種だけどハチじゃない」と言われたので日本には生息しない知らない虫だと思ってしまいました。後から調べてみてスズメバチとわかり、先生の説明の意図も理解しました。
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まとめ

スピークユアマインド・メソッドは、今までよく知られてきたメソッドに比べると、かなり自然で会話に近い形でトレーニングすることができます。ただし、日常会話とは違い「指定された単語で、フルセンテンスで答える」という制約はあるので自由に話したい方はあまり向いていないと思います。
また、先生も正しく答えさせるために一生懸命導いてくれるので、人によっては「先生の圧があって怖い・・・」と思ってしまう方もいるかもしれません。

英語の学習法は自分に合う・合わないがすごく出てくると思いますし、メソッド系は特に相性が影響してくると思います。イングリッシュベル では様々なメソッドレッスンを用意してあるので、実際に自分が受けてみて合うものを見つけてみるのもまた楽しいと思います!気になった方はぜひ無料体験レッスンを受けてみてください。

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